夏至直後、最も遅い海の日没

6月の夕日海に沈む

 久しぶりに海の夕日を見たいと思い夏至翌日の6月22日、福井県坂井市三国町のサンセットビーチへ撮りに行った。午前中から晴れてはいるが、部分的な暈が見えたり、環水平アークが出たりとこれから天気が悪くなることが多い現象が現れる空模様。最後まで夕日が見えるかどうかわからずちょっと心配はあったが、午後6時過ぎでも少し雲がかかっているものの夕日は見えたので海に向かった。

春分の時は正面に見えた夕日が右側、北川に位置する

夏至は6月21日で一日後でも昼が長いことは変わらない。日没時間は19時16分と前日と同じ。ゆっくりと夕日を眺められる季節だ。

18時20分サンセットビーチに到着。まだ日は傾ききっておらず日没までには時間がある。広い海岸のあちこちで夕日を見ている人がいる。多分北海道の苫小牧発敦賀行きのフェリーだろう、大きな船影が水平線を左に進む。フェリーはほぼ定時に通るのだが、遅い日没とはシンクロしない。

春分の日頃はビーチのほぼ正面に見えた夕日はかなり右側、北西方向に見える。タイムシフト動画をとるためのカメラを三脚にセットして7秒間隔の撮影をスタート。16-300と200-500のズームレンズを付けたカメラを2台持って取り始めた。

タイムプラス動画・サンセットビーチの夕景

ビーチに着いたときはまだ明るい夕日は少しずつオレンジに変わってくる。沖には漁をしているのだろう小型船が同じ場所にいる。ただ水平線の上には薄い雲があるようで最後まで夕日は見えないかもしれない。

水平線の近くに沈んで雲のベールの中から赤い夕日が見えた

日没が近づく19時過ぎ、水平線の近くが部分的に赤く色づく。夕日を覆う雲が薄く夕日が透けて見える。漁船も重なって少しいい雰囲気だ。完全に海に沈むまで夕日を雲の薄いベールを通して見ることができた。

夏至天気は回復、強い日差し遅い夕日

二十四節気・夏至

 二十四節気の「夏至(げし)」。昼の時間が最も長い日。うるう年などをのぞくと6月21日になることが多い。2018年の夏至の21日は前日からの雨が上がり、朝から青空が見えた。

夏至の朝、青空が見えてきた

 午前中は雲も多かったが、午後には晴れ上がり、年間で一番強い日差しが地上を照らし出した。

 夏至の日太陽は東の空の最も北寄りから現れ、天空の頂上近くを通り、西の空の最も北寄りに沈む。

日没は北寄りの空へ

 日の出、日の入りの地点は少しずつ北へ動き夏至の日が最も北寄りとなる。日の出の時間は早く、日没は遅い。夏至以降逆に南へ移り秋分の日が真東で日の出、真西で日没。さらに南へ動いていく。

 この日の福井市の日の出は4時39、日没は19時16分。昼の時間は14時間37分。

 前の二十四節気は芒種・6月6日

次の二十四節気は小暑・7月7日

 

明日は夏至、天気も回復か

二十四節気・夏至

夏至前日の6月20日の空。小雨模様

6月21日は二十四節気の「夏至(げし)」。北半球では最も昼の時間が長い日だ。そして地球の地軸が傾いているため、北半球では最も太陽に近い日でもある。日差しが一番強い日で晴れたら日焼けに要注意だ。

南半球ではその逆になる。最も夜が長く、たいようから遠く日差しが弱い。

日の出、日の入りの地点は少しずつ北へ動き夏至の日が最も北寄りとなる。日の出の時間は早く、日没は遅い。夏至以降逆に南へ移り秋分の日が真東で日の出、真西で日没。さらに南へ動いていく。

日本では夏至はちょうど梅雨のまっただ中で、雨の日も多い。夏至一日前の6月20日の全国の天気も傘マークや雲マークが並んだ。

6月21日の天気予報は全国的に回復傾向。晴れマークのところも多い。午後からはさらに好天となりそうで、遅い時間のゆっくりした日没が見れそうだ。

入梅、ことしは列島全体が梅雨入り

雑節・入梅

立春から135日目。6月11日になることが多い。2018年の入梅は6月11日。

 北陸地方梅雨入りから1日後の6月11日。入梅の日雨は夕方から降り始めた。

入梅は文字通り梅雨に入ることを意味する言葉だ。梅雨は一般的に「つゆ」と呼ばれることが多いが気象用語ではもともとは「ばいう」と呼ばれる。東アジアだけに現れる雨季で日本の南岸から中国の揚子江付近に前線が停滞し長雨となる。停滞した前線を梅雨前線(ばいうぜんせん)と呼ぶ。梅の実がなる頃だから梅雨と名付けられた。旧暦では5月に当たることからこの時期の雨を五月雨(さみだれ)と呼んだ。

入梅は暦上でもともと重要な言葉だが、現在はは各地域の気象台ごとに梅雨入り、梅雨明けを発表しているためシンボルリックな意味合いが強い。ただ入梅といわれるとジメジメした季節がやってきたと感じる。

今年は沖縄は5月8日、九州四国は5月26日から28日。中国6月5日。近畿、東海、関東甲信が6月6日。北陸、東北南部が6月10日。

そして東北北部が平年より3日早い6月11日に梅雨入り。入梅と一致した。入梅の日にちょうど北海道を除く日本列島全体が梅雨に覆われたことになった。

 

前の雑節は八十八夜 5月2日

次の雑節は半夏生

北陸地方梅雨入り。東北北部除き列島全域

新潟地方気象台は6月10日北陸地方が梅雨入りしたとみられると発表した。平年より2日、昨年2017年よりも15日早い。東北地方南部も同時に梅雨入りし、梅雨のない北海道を除けば、日本列島で梅雨になっていないのは東北北部だけとなった。

ことしは全国的に梅雨入りが例年より早い。沖縄は平年よりも1日、昨年より5日早かった。九州北部と四国は平年よりも8日、昨年よりも23日も早かった。

近畿、東海、関東甲信は6月6日に梅雨入り、平年より2日早く、昨年より近畿は14日、東海は15日早かった。前年梅雨入りの早かった関東甲信は前年より1日早かった。

朝からどんよりとした曇り空が広がった6月10日の空=福井県あわら市

新潟地方気象台が梅雨入りを発表したものの福井県は曇り空が広がるもののほぼ雨が降らなかった。石川、富山もほぼ同じだった。では気象台のある新潟が雨降りで梅雨明けしたのか。気象台の観測データやアメダスの数字を見てもあまり雨が降った様子はない。

11、12日の天気予報は全体に雨模様。梅雨前線が大平洋側に停滞し、台風も近づこうとしていることからここで梅雨入りを発表しないとタイミングが遅れるとの心理が気象台の担当者に働いたのだろうか。

芒種「種を蒔くころ」風景は麦秋

二十四節気・芒種

麦は黄色く色づく 芒種は稲や麦など穂が伸びる植物の種をまく時期の旧暦5月の言葉。

2018年は6月6日。

とげのような細い毛がでている麦の穂。芒(のぎ)

「芒」は「のぎ」とも読み稲・麦などイネ科植物の実の外殻にある針のような毛。芒(すすき)もその一種だ。これらの植物の種を蒔くころをいう。「小満」と「夏至」の間の二十四節気の言葉だ。

田植えも終わり稲の苗も伸びてきた

今の季節では稲の田植えは早いところは4月の終わり。育てる米の種類にもよるが5月初めから20日過ぎが多い。芒種の頃は田んぼの緑の苗が伸びて水田は青々としている。一方の麦は種まきは秋から冬にかけて、芒種はもう黄色く色づき早いところでは収穫も行われている。「麦秋」だ。

「芒種はや人の肌さす山の草」 鷹羽狩行

俳句の世界では夏草が強く生えてきている。

七十二候ではカマキリ生まれる日

6月6日は七十二候で螳螂生。(かまきりしょうず)。

カマキリが生まれる頃。夏の虫が生まれる時期でもある。

6月6日は全国的に雨模様

梅雨前線が伸びて近畿、東海、関東甲信地方が梅雨入りした。

北陸地方はどんより曇り空だったが雨はあまり降らず梅雨入りは持ち越した。

小雨模様。6月6日朝の高岡駅
夕方の自宅前の空。うっすら太陽が見えた=6月6日

前の二十四節気は5月21日「小満」

次の二十四節気は6月21日「夏至」