春土用、肌寒い一日だった

雑節・春土用入り

2018年4月17日は雑節の「春土用入り」。

春土用入りの4月17日朝は曇り空

「土用」は季節の変わり目を象徴する年に4回あり、ウナギを食べる風習がある夏の土用が広く知られている。

「土用」は季節の変わり目を象徴する雑節で春土用はあまりなじみないが、立夏までの18日間。

 4月17日が春土用入り

 4月27日が丑の日

 5月4日が土用明け

どんどん暑くなってきて土用明けは初夏の雰囲気がやってくる。

土用入りの17日は曇りから雨模様で肌寒い一日だった。

春土用。4月17日夕は小雨が降り出し肌寒い

 

穀雨でも晴れ続き、でも田んぼには水

二十四節気・穀雨

穀雨の4月20日。雲ひとつない晴天続く

 1年を24に分けて季節を現す二十四節気のうち、春の最後の節気だ。2018年の穀雨は4月20日。

 世の中が明るく春らしくなる清明から15日。穏やかな雨が降り、穀物が芽吹き成長していく。そんな意味合いがある。

 「百穀春雨」とも言われる。

 春の雨が百穀、いろんな穀物を潤し育てていく。

 今年は清明のあと晴天が続いている。穀雨の4月20日も晴れ。曇り空の日はあったが4月11日以来雨を見ていない。畑や空き地の地面が乾いている。

 それでも草花は元気に育っている。乾いた感じはしない。

 田んぼには水を引き入れるところが増えて湖や池のような雰囲気。雨がなくてもしっとりとしている。

春の季語でもある

「水郷に櫓の鳴き昏るる穀雨かな」 市川花庭

 穀雨の次の二十四節気は立夏。既に気温が25度を超える夏日も、地域によっては30度の真夏日も現れているが、暦の上でも夏がやってくる。

前の二十四節気は清明

彼岸明け、好天墓参り日和

雑節・彼岸明け

雑節の春彼岸は7日間。2018年は3月18日から3月24日まで。3月24日が彼岸明けだった。

彼岸明けの3月24日朝には太陽にかかる暈が見えた

雑節の中でも仏教との結びつきの強い彼岸は中日の春分の日を中心にその前後に墓参りをする人が多い。しかし今年は彼岸の入りの18日頃から下り坂で21日の春分の日は全国的に風も強く冷たい雨の降る雨模様の天気。墓参りを延期する人もいた。

墓地の上には巻雲や巻層雲が広がる

Sample Content

彼岸明けの3月24日は朝から青空。寒さも和らぎ墓地には春の暖かさを待ちわびた人たちが次々とやってきた。少し風が強くろうそくの火や線香を燃やすのに少し苦労しながら先祖の墓に手を合わせていた。

Sample Content

 朝には巻層雲を通して太陽に暈がかかったり、一時雲が広がった後、夕方には夕日が見えるなど春の彼岸日和となった。

雑節・社日

雑節・彼岸の入り

二十四節気・春分

社日、地域の神社をまつる日

雑節・社日(しゃにち)

社日は土地の守護神である産土神(うぶすながみ)をまつる日。春、秋に1回ずつあるが、雑節の中でもあまり知られていない。恥ずかしながら筆者もことし初めてこの日のことを知った。

いつも使っているスマホ用のデジタルカレンダーの3月23日に「社日」という項目があった。調べてみる雑節の1つで上記のような意味合いの日とわかった。ただ2018年の日にちは3月23日でないことが多い。

3月23日の夕景

【春分、秋分の日に最も近い戊(つちのえ)の日が社日となる】。これが社日の定義だ。

戊とは古代の中国から使われている十干(じっかん)の1つ。十干とは古代の数字のようなもので甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸の10の呼び名があり10日で一巡する。それぞれに意味合いがあり5番目の戊は勢いよく葉が茂る様子を現し反映を意味するという。

いろんな暦をみると3月の戊は17日か27日で春分に近いのは17日。3月17日が社日で、地域の神社に参るべき日だったようだ。この春はもう終わってしまったので秋の社日に注目したい。2018年の秋の社日は9月23日となる。

春社日の3月17日の夕日

先に紹介したデジタルカレンダーは9月19日が秋社日。なぜこうなっているのかもう少し考えてみたい。

次の雑節は5月の「八十八夜」

前の雑節は「彼岸」

春分、太陽は見えず寒い一日

二十四節気・春分

春になり花を付けた庭の蝋梅

春分と秋分は太陽が真東から上がり真西に沈む日。昼と夜の長さがほぼ同じになる。春分はこの日を境に昼の時間が長くなっていくのに対し、秋分は逆に夜が長くなっていく。日の出の場所は南東から北東へ、日没も南西から北西へ動き空に太陽はより大きな弧を描いていく。秋分はこの逆で、空に太陽が描く弧は小さくなっていく。

春分の日は7日間ある雑節の春彼岸の中日。仏教では彼岸に墓参りする習慣があり、祝日の春分の日に参る人が多い、2018年の春分の日は3月21日。福井市の日の出は5時58分、日の入りは18時8分。実際の昼はちょうど12時間と10分だった。

東京も昼の時間は12時間9分、札幌も12時間10分、那覇が12時間8分とどこも昼が長い。昼と夜の時間がちょうど同じなのは3月16,17日頃だった。

春分に昼が長いのは、日の出が太陽の上端が水辺線にかかる時間、日の入りが太陽の上端が水平線に沈む時間となっているためで、太陽の中心が水平線にかかる時間で計ると昼夜が一緒になるという。

一日中雨となった春分の日3月21日

3月21日の春分の日は全国的に寒かった.関東は雪模様、福井では雪こそなかったが一日中雨で最高気温は6度台と2月上旬並みの寒さ、墓参りの予定を延期した人もいた。

春分日の前日の3月20日は夕方青空が見え、夕日はほぼまにしに俳句では春分はもちろん春の季語だが、あまり有名な句はない。

春分の日前日の3月20日は青空も見え、真西に沈む夕日も見えた。

「春分の日の涯にある雪の寺」 皆川盤水

次の二十四節気は清明、4月5日。

前の二十四節気は3月6日啓蟄

 

 

 

「彼岸の入り」夕日は西へ、暖かさ戻る

3月18日は2018年の雑節の彼岸の入り。

川の向こう、西に沈んでゆく夕日=2018年3月17日

彼岸は仏教用語で現実世界の此岸(しがん)に対し理想の世界を彼岸と呼んだ。理想の世界「極楽」が西方浄土、西にあるということから出てきた言葉だ。雑節の彼岸は春と秋の2回ありそれぞれ7日間。その彼岸の中日が二十四節気の春分と秋分。この日はちょうど真西に沈む。最も西に近い日ということになる。二十四節気や雑節の中で明らかに仏教と縁があるのは彼岸だけだ。

冬から春にかけて夕日の沈む場所は南西から北西への移動する。彼岸はほぼ真西の方向へ。日没の時間も次第に遅くなり、日の出の時間は早くなる。日中の明るい時間がどんどん増えて地面を暖め気温が上がっていく。

福井市の場合、3月1日の日の入りは17時50分だったのにほぼ1分のペースで遅くなり、3月12日に18時ちょうど。3月18日は18時5分、春分の3月21日は18時8分となる。

日の出も3月1日は6時26分だったのに18日には6時2分。20日5時台となり、21日は5時58分。

彼岸入りの3月18日の天気は午前中は青空が見えたものの午後からは曇りで夕日が見えなかった。

彼岸の入りの3月18日午前中は暖かく青空が広がった。

Sample Content

彼岸の入りの3月18日の朝の空。巻雲広がり午後は曇り

前日の3月17日は晴れ上がり、きれいな夕日が見えた。地平線の真ん中に沈んでいく夕日はほぼ真西の方向だった。ことしの彼岸は24日の彼岸明けまで。

夕日は西へ

夕日の上に飛行機雲=3月17日

彼岸に入って再び気温も上がった。福井市の最高気温は18.6度。平年より6.6度、前日より9.2度も高かった。

 

次の雑節は春土用。4月17日から。

前の雑節は節分

 

 

二十四節気・啓蟄 少し寒さ戻るが雪消える

啓蟄の3月6日、山には雪が残るが、水田の雪は消えた。

啓蟄・二十四節気

冬ごもりしていた地中の虫がはい出てくるという意味のある啓蟄。旧暦の2月の二十四節気のこよみ言葉だ。旧暦で春は1月から3月。春に6つある二十四節気の3番目。そろそろ春本番が近づく。

2018年の啓蟄は3月6日。福井市では4日から暖かくなり最高気温が15度前後を記録、急激に雪解けが進んだ。6日は気温が下がり最高気温は10度を切って肌寒い感じだったが、実際は平年並みの気温。確実に暖かくなり、まだ雪もあって虫の姿はあまりみないものの、地面の中では外に出る日を待っているはずだ。

3月初めは道路脇には除雪で集められた雪が残り、田んぼも真っ白な雪原だったのに、6日は道路脇の雪もわずか、水田も溶けて水が張られているような雰囲気になってきた。

2月7日に147センチを記録した福井市の積雪は、ちょうどこの日積雪ゼロとなった。

次の二十四節気は「春分」。ことしは3月21日だ。

二十四節気「雨水」

2018年の弥生は春の嵐でスタート

和風月名・3月は弥生 2018年の空

春の嵐で風は強い。
田んぼの雪は少しずつ溶けてきた

旧暦の3月は弥生(やよい)

いよいよ春が本格化する

弥生の弥は「ますます」や「いよいよ」とい
う意味を持つ。

 生は草木が芽吹くという意味の「生い茂る」から「生(おい)」の意味。草木が芽吹いてくるという意味の月となる。

2018年の弥生は春の嵐で始まった。

各地で強風、北陸ではJRがほぼ全面的に止まった。北陸新幹線も一部運休。気温は高く雪解けは進む。

北海道は吹雪となった。

2月は如月

4月は卯月

 

雨水豪雪の屋根雪を溶かす・二十四節気

雨水・二十四節気

 「雨水」は国立天文台の「こよみ用語解説」によると「陽気がよくなり、雪や氷が溶けて水になり、雪が雨に変わる」日を指す。春、正月(旧暦1月)の季節の言葉だ。ことし2018年は2月19日だった。

 文字通り雪が雨に変わるころをいう。雪に覆われた地域に雨が降り、雪が溶けていく。

 記録的な豪雪となった北陸地方。130センチを越えた積雪のあった福井市では2月19日はまだ72センチもの積雪が残った。雨水で一気に積雪を減らしたい気分だが、最低気温がマイナス2.9度と低く、日中は7.3度まで上がったものの日は差さず、雨も降らなかったため、道路脇に高く積み上げられている雪の山はあまり低くならなかった。

 

 気温が上がり雨が降ると雪が溶けるのは事実。2月8日過ぎには寒波で積雪が最高になり、家の屋根も1メートル近くまでなった。雪下ろしも必要かと考えていたところ2月10、11日の天気予報は晴れから雨で気温はやや高め。

テレビで「雨で雪が水を含んで重くなりさらに危険が増す」という専門家の声を伝える一方で、これまでの経験から気温が高い日の雨で雪が減るという期待もあった。結果は雨で屋根雪が少しずつ減ってきた。

中央の棟が見え始め、端っこの軒の瓦も見えてきた。立春後の雪は、根雪とならないことを実感した。

次の二十四節気は「啓蟄」。旧暦2月の言葉だ。

2018年は3月6日。

いよいよ春が本格化する。

立春、北陸に青空広がるが「立春寒波」警戒も

二十四節気・立春

立春の高岡の空、雪が舞ったり青空が広がったり

 ほぼ15日間隔でやってくる二十四節気。最も寒いとされる「大寒」の次にくるのが「立春」だ。

 旧暦ではこの立春の日が1年の始まりとされる。八十八夜、二百十日など立春から数える。

 春が立つ日。心うきうきする響きがある。でも実際はまだまだ寒いことが多い。

 2018年の立春は2月4日。天気予報では「数年に一度」の寒気が近づいているそうで、日本海側を中心に8日ごろまで大雪の恐れがあるという。「立春寒波」に警戒を呼びかけている。

 

 富山県高岡市は朝にはうっすらと新雪があり、小雪が舞っていた。昼前には青空も広がり、「立春」にふさわしい穏やかな天気となった。道路や駐車場の新雪も昼過ぎにはほぼ消えた。

 次の二十四節気は「雨水」。ことしは2月19日