春土用、肌寒い一日だった

雑節・春土用入り

2018年4月17日は雑節の「春土用入り」。

春土用入りの4月17日朝は曇り空

「土用」は季節の変わり目を象徴する年に4回あり、ウナギを食べる風習がある夏の土用が広く知られている。

「土用」は季節の変わり目を象徴する雑節で春土用はあまりなじみないが、立夏までの18日間。

 4月17日が春土用入り

 4月27日が丑の日

 5月4日が土用明け

どんどん暑くなってきて土用明けは初夏の雰囲気がやってくる。

土用入りの17日は曇りから雨模様で肌寒い一日だった。

春土用。4月17日夕は小雨が降り出し肌寒い

 

彼岸明け、好天墓参り日和

雑節・彼岸明け

雑節の春彼岸は7日間。2018年は3月18日から3月24日まで。3月24日が彼岸明けだった。

彼岸明けの3月24日朝には太陽にかかる暈が見えた

雑節の中でも仏教との結びつきの強い彼岸は中日の春分の日を中心にその前後に墓参りをする人が多い。しかし今年は彼岸の入りの18日頃から下り坂で21日の春分の日は全国的に風も強く冷たい雨の降る雨模様の天気。墓参りを延期する人もいた。

墓地の上には巻雲や巻層雲が広がる

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彼岸明けの3月24日は朝から青空。寒さも和らぎ墓地には春の暖かさを待ちわびた人たちが次々とやってきた。少し風が強くろうそくの火や線香を燃やすのに少し苦労しながら先祖の墓に手を合わせていた。

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 朝には巻層雲を通して太陽に暈がかかったり、一時雲が広がった後、夕方には夕日が見えるなど春の彼岸日和となった。

雑節・社日

雑節・彼岸の入り

二十四節気・春分

社日、地域の神社をまつる日

雑節・社日(しゃにち)

社日は土地の守護神である産土神(うぶすながみ)をまつる日。春、秋に1回ずつあるが、雑節の中でもあまり知られていない。恥ずかしながら筆者もことし初めてこの日のことを知った。

いつも使っているスマホ用のデジタルカレンダーの3月23日に「社日」という項目があった。調べてみる雑節の1つで上記のような意味合いの日とわかった。ただ2018年の日にちは3月23日でないことが多い。

3月23日の夕景

【春分、秋分の日に最も近い戊(つちのえ)の日が社日となる】。これが社日の定義だ。

戊とは古代の中国から使われている十干(じっかん)の1つ。十干とは古代の数字のようなもので甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸の10の呼び名があり10日で一巡する。それぞれに意味合いがあり5番目の戊は勢いよく葉が茂る様子を現し反映を意味するという。

いろんな暦をみると3月の戊は17日か27日で春分に近いのは17日。3月17日が社日で、地域の神社に参るべき日だったようだ。この春はもう終わってしまったので秋の社日に注目したい。2018年の秋の社日は9月23日となる。

春社日の3月17日の夕日

先に紹介したデジタルカレンダーは9月19日が秋社日。なぜこうなっているのかもう少し考えてみたい。

次の雑節は5月の「八十八夜」

前の雑節は「彼岸」

「彼岸の入り」夕日は西へ、暖かさ戻る

3月18日は2018年の雑節の彼岸の入り。

川の向こう、西に沈んでゆく夕日=2018年3月17日

彼岸は仏教用語で現実世界の此岸(しがん)に対し理想の世界を彼岸と呼んだ。理想の世界「極楽」が西方浄土、西にあるということから出てきた言葉だ。雑節の彼岸は春と秋の2回ありそれぞれ7日間。その彼岸の中日が二十四節気の春分と秋分。この日はちょうど真西に沈む。最も西に近い日ということになる。二十四節気や雑節の中で明らかに仏教と縁があるのは彼岸だけだ。

冬から春にかけて夕日の沈む場所は南西から北西への移動する。彼岸はほぼ真西の方向へ。日没の時間も次第に遅くなり、日の出の時間は早くなる。日中の明るい時間がどんどん増えて地面を暖め気温が上がっていく。

福井市の場合、3月1日の日の入りは17時50分だったのにほぼ1分のペースで遅くなり、3月12日に18時ちょうど。3月18日は18時5分、春分の3月21日は18時8分となる。

日の出も3月1日は6時26分だったのに18日には6時2分。20日5時台となり、21日は5時58分。

彼岸入りの3月18日の天気は午前中は青空が見えたものの午後からは曇りで夕日が見えなかった。

彼岸の入りの3月18日午前中は暖かく青空が広がった。

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彼岸の入りの3月18日の朝の空。巻雲広がり午後は曇り

前日の3月17日は晴れ上がり、きれいな夕日が見えた。地平線の真ん中に沈んでいく夕日はほぼ真西の方向だった。ことしの彼岸は24日の彼岸明けまで。

夕日は西へ

夕日の上に飛行機雲=3月17日

彼岸に入って再び気温も上がった。福井市の最高気温は18.6度。平年より6.6度、前日より9.2度も高かった。

 

次の雑節は春土用。4月17日から。

前の雑節は節分

 

 

春を呼ぶ節分、でも今年は寒波また接近

雑節・節分とは

節分の夕方、明るい日差しに恵まれた=高岡市

節分は雑節の一つで実は年に4回ある。

旧暦の季節の始まりである、二十四節気の立春・立夏・立秋・立冬の一日前をいう。ちょうど季節の変わり目を意味する。

 でも今は一般的に節分といえば2月

立春の前日をいうことが多い。

やはり冬から春への変化、寒い冬から暖かい春への変化を望む人々の心が季節の移り変わりの象徴として春の節分に強い思いが集まったのだろう。

 鬼の伝説も多く豆まきの風習は各地に広がっている。巻きずしを食べる恵方巻など新しい風習も出てきている。

 2018年の節分は2月3日。日本海側では雪も一段落し、比較的あたたかな日だった。

 節分が近づくにつれ、いったん寒気も消え、大雪で街を覆っていた雪もどんどん消えていった。

1月は雪が降る日が多く屋根の雪も多い
節分の2月に3日には屋根の雪もかなり減った

 

4日は立春。春が近づいてくるはずだが、実際の天気は4日から再び寒気が下りてくる。もうしばらく寒い日が続き雪も懸念される。「節分寒波」「立春寒波」という言葉が毎年のようにニュースに出てくるように節分、立春はまだまだ寒い。

次の雑節は彼岸の入り

節分の日の夕景=富山県高岡市

秋土用、涼しくなってきた

 10月20日は2017年の「秋土用の入り」。

 「秋土用」は決まった間隔でやってくる「二十四節気」とはまた違う「雑節」と呼ばれる季節の言葉の1つだ。二十四節は地球の公転を元に空に昔の人が描いた黄道という太陽の道上の太陽の位置で1年を24等分して決められいるが、立春、立夏など雑節は季節の変化を元に定められた言葉だ。

 二十四節気よりもさらに季節感のある言葉も多い。ウナギを食べる風習が根付いている夏の「土用」が知られているが、年に4回もあり、期間も18日と長い。

 立春前日までの18日間が冬土用、立夏の前が春土用、立秋の前が夏土用、そして立冬の前が秋土用となる。昔の人はこの土用の期間にに次の季節の準備や心構えのしたのだろう。

 秋土用は10月20日から始まることが多いが、年によって1日前後することもある。そしてことしは10月20日から11月6日まで。

 土用が終わった翌日の11月7日が「立冬」。暦の上では冬になる。

 

少し街路樹が赤く色づいてきた=2017年10月20日朝

10月19日の最高気温は16.7度、平年より4度以上低く涼しいというより少し肌寒かった。

 10月20日は最低気温は13.8度と平年並みだったが、曇り空で日中の肌寒さは続きそうだ。

 

 毎年の二十四節気と雑節の日付は国立天文台暦計算室のページに載っている。