刷毛で描いたような巻雲、秋空に広がる

10種雲形・巻雲

巻雲。上に白い筋が伸びていく=2017年11月7日、

青空に白い刷毛で描いたような繊細な雲。細い糸や髪の毛のように広がったり、美しい模様を描く。鳥の羽のような形にもなる。10種雲形のひとつ巻雲だ。絹雲とも書く。学名はCirrus 略書はCi。学名のシーラスうあ巻き毛を意味する。

5000メートルから1万5000メートルと雲の中でも高い空に現れる。氷の粒でできている。上空にあるのでゆっくりと動いているようにも見える。

秋の澄んだ青空が広がった11月初めはきれいな巻雲が見えた。

11月12日も夕焼け空に巻雲が上に伸びていた。

夕日の上に伸びていく巻雲=2017年11月12日

暖かい立冬、きれいな巻雲広がる

立冬の朝、青空に巻雲広がる

二十四節気・立冬

2017年の立冬は11月7日。

立冬は二十四節気のひとつ。冬の初めを意味する。

「気象の事典」によると「山茶始めて開く」ころで山茶花(サザンカ)が咲き始めるころとなっている。旧暦では立冬から立春までが冬。現在の暦では季節が会わないが、木枯らしが吹き始めるころで、冬への心構えを持ち始める頃でもある。

ことしの立冬は暖かかった。福井市では最低気温が8.1度と10度を割り平年より0.5度低く肌寒かった。しかし日中は天気もよく最高気温が23.7度と平年よりも6.0度も高い寒暖差の大きい一日だった。

空も青空が広がり風は弱く、きれいな巻雲が一日中広がった。

東京では10月31日に木枯らし1号を記録しているがこちらではまだ風が強く寒い日はない。

立冬11月7日、夕方も巻雲

次の二十四節気は「小雪」。2017年は11月22日。だんだん本格的な冬が近づいてくる。

巻積雲広がる、彩雲、夕焼け雲……

10種雲形 巻積雲

広がる巻積雲、雲の大きさも違う

2017年11月最初の日は朝から夕まで巻積雲が現れた。

巻積雲は青空に白い小石を敷き詰めたような雲。「いわし雲」「うろこ雲」などとも呼ばれる。5000メートルから13000メートルの高い空に現れる氷の粒でできた雲。高い空に現れるから一つ一つの雲が小さく見える。

「いわし雲」「うろこ雲」「さば雲」。一年中見ることが出来る雲だが、いかにも秋らしい名前で、澄んだ青空とマッチして秋にふさわしい雲だ。天気の変わり目に現れやすい雲で天気が変わりやすい秋によく現れる雲であることは確かだ。

巻積雲はいろんな形になったり、気象現象をもたらしてくれる。

小さな巻積雲が密集して強い風にまとまったのが「レンズ雲」。

波のような形を描く波状雲になることもある。

雲が強い太陽の光を受けて赤、黄、緑、青など色づく彩雲も巻積雲から発生することが多い。

夕方太陽が沈んだ後、空に残った雲が赤く色づくのも巻積雲が覆い。

11月1日はレンズ雲や、彩雲が見えた。

山裾にレンズ雲状に広がる雲

11月2日も午後に巻積雲が現れ日没後の雲はあかね色に広がってとてもきれいだった。

赤く色づいた巻積雲=2017年11月2日

乱層雲広がる、小雨も降り始め

10種雲形 乱層雲

 台風21号が本州に少しずつ近づいている10月21日、空は灰色の雲に覆われた。

乱祖雲が広がった10月21日の空。なんとなくもの悲しい

 朝は明るい高層雲が広がり雲を通して太陽が透けて見えたが、次第に雲が低く、厚い乱層雲になった。

 乱層雲は地上近くから、高くても2000メートルぐらいに広がる低い雲。空一面を覆って青空が見えることはほとんどない。どんよりした暗い空、一見あまり変化がなく、写真を撮っていてもおもしろみがないようにも感じられるが、二重、三重に高さの違う雲が重なり、グレーのアンジュレ-ションが時々面白い。

 この雲が広がると天気は次第に曇りから雨に変わる。最初はしとしとと降り出すので雨付きには歓迎される雲かもしれない。

 21日は夕方まで時々小雨がちらつくが日中は本格的な雨にはならなかった。午後4時過ぎにはもう空は暗く、気温も低くなんとなく寂しさを覚える一日だった。

HP 雲の百科

   10種雲形とは