京福が廃線手続き

 京福電鉄は19日石田栄一社長が名古屋市の中部運輸局を訪れ、越前本線、三国芦原線、永平寺線の福井県内3路線の廃線届を提出しました。
 鉄道事業法では、事業者が廃線届を同省に提出すれば1年後の廃線が可能となるります。一方で1年以内に地元の受け入れ態勢が整えば路線を継承できることになっています。福井県は12月県議会に第三セクター化か廃線かの結論を出す方針で、最終的に鉄路が消えるか存続するか決まるのはそのときです。。
 各ニュースなどによると石田社長は今後の対応については「三セク化しても運転士などの人的協力はできないが、施設譲渡では協力する」と述べたそうです。
 福井県内の鉄道事業部の職員についてはバスなど関連会社に配置転換する方針とのことで、バス路線への転換を打ち出しています。
 京福はことし6月に勝山市の越前本線で正面衝突事故を起こし、それ以来4ヶ月運転がストップしています。最悪このまま一度も再開されないまま廃線ということもありえます。