石川県鶴来町の加賀一の宮「白山比盗_社」は北陸鉄道石川線の終点、加賀一の宮駅の近くにある。
室町時代半ばの文明12(1480)年に手取川のふち近くの阿久涛(あくど)の森から現在の場所に移ったという。
明治に平泉寺から白山の管理権が移って現在は、白山本宮として認知され 、全国に三千社余りもある「白山神社」の総本宮に位置づけられている。
境内の一画にある、「白山三所権現画像」や「愛染明王図像」などの絵画をはじめ、国重文の「木造狛犬」や平安後期の白山本地仏「金銅造十一面観音立像」など注目すべきものが多い。
朝倉義景の家臣、真柄十郎左衛門直元が姉川の合戦で、振り回し勇士ぶりを誇ったとされる刀身九尺三寸の「真柄の大太刀」も飾られているなど福井との歴史的関係の深さをしのばせている。
泰澄と三馬場
明治初めの大逆転
平泉寺の栄華
白山の麓 白峰村
美濃馬場 白鳥の長滝寺
信仰の村 石徹白と中宮神社