現在白山登山の基点となっているのが石川県白峰村。
 この村の中心部にある浄土真宗の林西寺の中にに白山本地堂という建物がある。
 中にはかつて白山の室堂にまつられていた仏像八体が安置されている。この仏像は本来は平泉寺が管理すべきものだった。

 しかし明治初め、神仏分離令による廃仏棄釈で、白山の仏像は次々壊されていく中もともとは泰澄開基と伝えられる林西寺の当時の住職が山頂を追われた仏像を申し受け、守ってきたという。
 堂の中心には白山の主峰・御前峰にあった十一面観世音菩薩座像が安置してある。国の重要文化財にしていされている古い仏像でもともとは平泉寺側の登山道、慶松室にあったという。像には平ら泉寺別当の名と永平寺が寄進したことが記されている。
7月17日にはこの村で白山祭りが開かれ夜には泰澄行列も行われる。
  白峰村は堅豆腐がおいしいし、温泉もあるよ。

  
   泰澄と三馬場 

    明治初めの大逆転
   平泉寺の栄華
   
白山神社
   白山を守った白峰
   美濃馬場 白鳥の長滝寺
   信仰の村 石徹白と中宮神社


  

「夢の中の森」