台風で飛行機欠航の備えは?

 「月曜まで東京に行くんだけど台風で帰りの飛行機が飛べないかもしれない。そんなときスマホでJRを簡単に予約するアプリ知らない?」と友人からラインがあった。

 週末に福井から石川県の小松空港経由で東京に行く。10月23日月曜日帰る予定だがそのころ台風21号が本州直撃予報なので飛行機が欠航になるかもしれない。そのときJRをスマホで予約するにはどうしたらいいか という問い。

 東京からJRで福井や金沢に帰るには東海道新幹線で米原まで行き、米原から北陸線の特急しらさぎに乗るか、北陸新幹線で金沢まで行き金沢から名古屋行きしらさぎや大阪行きサンダーバード、福井行きダイナスターに乗り換えていく。

 スマホで予約するならJR西日本のe5489(いいごよやく)が安くて使いやすいというのが返答だ。e5489は西日本の大阪を中心に北陸から博多までをエリアにしたサービスで東京は本来サービス外だが北陸新幹線をJR東日本と共同運行しているため東京でも使える。ネットで予約して東京で切符を受け取れる。みどりの窓口に並ばなくても指定席発券機(みどりの発券機)で受け取ることができる。クレジットカードを挿入するだけで受け取れるので速くて便利だ。

 乗車直前までネットで予約を変更できる。座席も細かく指定できる。横に座る人がいないでゆったりと乗車したいときには何回か座席をチェックし、変更していけばよい。

 ただe5489の場合、東海道新幹線委は対応していない。東海道新幹線で予約するならJR東海のサービスが安くて便利だが、米原以降は対応していないため、米原からはJR西日本のe5489を使う。その場合は新幹線と在来特急の乗り継ぎで在来特急料金が半額になるというサービスを受けられないため駅で買うより割高になることが多い。特に北陸の駅からは東京往復の割引切符など値引きの多いサービスが多くネットでの購入はかえって高くなる。

最 終的に友人に勧めたのは、e5489の事前値引き切符をも予約しておくこと。飛行機が欠航になればこれで帰ればいいし、飛行機が無事飛んでくれれば、手数料を払って払い戻す。直前なら特急料金が3割とられるが乗車券分は220円。緊急では席がとれないかもしれないし台風でも安心して帰ってくるための保険料だと思えばやむ得ないのではと話した。

 台風で飛行機が欠航になったときは東海道新幹線が運休になることも多いし、米原、大阪からの特急もよく止まる。金沢から福井は特急は止まっても在来線は動くことが多い。

台風21号はまだ日本の南にあるが965ヘクトパスカルと大きい、10月23日に本州最接近の予報。友人も東京へ行くのをやめようかと悩んでいるらしい。

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