光芒・雲と光の芸術
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雲の切れ間から光が放射線状に筋を描いて広がる現象を光芒と呼ぶ。ヨーロッパでは「天使の梯子(はしご)」とか「ヤコブの梯子」とも呼ばれる。
地上のしっかり光が届いたとき「太陽が水をくんでいる」と言われることもあったという。
雲の隙間から降り注ぐ光は雲の中の水滴で拡散されいくつもの筋を描く。
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夕方や朝など太陽が低いときは上向きに光が発せられたり、四方八方に広がることもある。仏像の後ろにある光を表す光背はこの光をイメージしているといわれる。「後光がさした」という言葉も光芒の表現のひとつだ。
大きな積雲や層積雲が現れ、時折太陽がのぞくような日、光芒がよく見える。
北陸地方では秋から冬の初めにかけて天気がかわりやすく、大きな光芒を時折みかける。濃淡を描いたひかりが高い上空から地上へ降り注ぐ姿は美しい。「天使の梯子」という表現はぴったりだと思う。
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