社日、地域の神社をまつる日

雑節・社日(しゃにち)

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社日は土地の守護神である産土神(うぶすながみ)をまつる日。春、秋に1回ずつあるが、雑節の中でもあまり知られていない。恥ずかしながら筆者もことし初めてこの日のことを知った。

いつも使っているスマホ用のデジタルカレンダーの3月23日に「社日」という項目があった。調べてみる雑節の1つで上記のような意味合いの日とわかった。ただ2018年の日にちは3月23日でないことが多い。

3月23日の夕景

【春分、秋分の日に最も近い戊(つちのえ)の日が社日となる】。これが社日の定義だ。

戊とは古代の中国から使われている十干(じっかん)の1つ。十干とは古代の数字のようなもので甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸の10の呼び名があり10日で一巡する。それぞれに意味合いがあり5番目の戊は勢いよく葉が茂る様子を現し反映を意味するという。

いろんな暦をみると3月の戊は17日か27日で春分に近いのは17日。3月17日が社日で、地域の神社に参るべき日だったようだ。この春はもう終わってしまったので秋の社日に注目したい。2018年の秋の社日は9月23日となる。

春社日の3月17日の夕日

先に紹介したデジタルカレンダーは9月19日が秋社日。なぜこうなっているのかもう少し考えてみたい。

次の雑節は5月の「八十八夜」

前の雑節は「彼岸」

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