ツバメの集団ねぐら入り観察、日没時間切れ

秋深まると南の国で越冬するため海を渡るツバメ。春から夏前に生まれた若鳥は巣立ち後、昼間は自由に飛び回って餌を採っている。夜は葦原(あしはら)に集団ねぐらをつくり過ごしている。

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このねぐらが、福井県坂井市の九頭竜川下流の河川敷の葦原にあるのを野鳥の会福井県の人たちがみつけ2019年9月1日、「ツバメの集団塒入りウオッチング」を開催した。事前申し込み不要という、探鳥会だったので参加した。

場所は、テクノポートに向かう三国大橋を渡った左岸堤防沿い。午後5時半から開催で、都合で10分ほど遅れたが、会員の人たちが道案内してくれたので迷わずに到着した。4,50人ほどの人がいた。九頭竜川は福井県で最も大きな一級河川で、河口に近いこの付近は川幅が200メートル以上にもなっている。堤防から川岸までは幅100メートルほどの河川敷が広がり、堤防近くは密集した葦原になってている。

会員の話によると、毎日日没ごろに集団で帰ってきて、堤防近くを低く飛んで葦原にはいるという。ツイッターなどでも福井県外では大量のツバメが一斉にねぐらに戻ってきて空を飛び回っている動画をアップしているのを見かけた。

ただこの日ねぐらに戻ってくるのが遅いのか、見学者が多くていつもと飛行ルートを変えたのか、ちらほらと小さな集団では飛んでくるが、期待したような大群のツバメは見られないまま日没隣、暗くなってしまった。写真を撮るのは難しい明るさとなったため、まだ観測していた人はいたが早めに引き上げた。 ツバメに代わって日本海へ向かう飛行ルートの下にあるため、きれいな飛行機雲を何本もみることができた。

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