瓜生重・照

 現南条町にあった杣山城主瓜生保の弟。
 兄瓜生保は、足利高経の示した後醍醐帝の偽綸旨に従って足利方に付き、金ケ崎攻めに参加するが。しかし重・照・義鑑房の弟3人は脇屋義助の子、義治をたてて後醍醐方で挙兵する。兄保も後醍醐が吉野へ逃れた後、新田方に変わり4兄弟で奮戦する。
 保と義鑑房が討たれた後も新田義貞、脇屋義助に従い、黒丸城の足利(斯波)高経を敗走させるなど活躍するが、南朝方が越前から駆逐された後は消息不明・
 瓜生は源融を祖とする嵯峨源氏の流れを組み、代々1字の名が付けられた。









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