41階建てOkura Tokyoホテル誕生 東京の真ん中からの新風景

OkuraTokyo38階の部屋から東側の風景。ビルの間から浜離宮の緑、その向こうに東京湾

高層の風景 Okura Tokyo

 東京虎ノ門に開業した「The Okura Tokyo」ホテル。2つのホテル施設が一体で運営されその一つのオークラプレステージタワーは41階建てのタワーホテル。東京の中心部に新しい高層ホテルが誕生し都内が一望できる。

 ホテルオークラ東京がリニューアルし、2019年9月12日に開業した。プレステージタワーは地下1階、地上41階建てで高さ188メートル。下は主にビジネス空間で28階から上がホテルになっている。プレステージタワーに隣接してさらに高級ブランドのヘリテージウイングがある。こちらは17階建て、高さ75メートルなので高層の眺望はあまり期待できないかもしれない。


 ホテルがあるのは虎ノ門地域でも高台になっている。汐見坂というちょっと急な坂道を上がったところにある。江戸時代は海が眺望できる場所だった。実際のホテルの標高は200メートルを超えているだろう。
 今回はプレステージタワーの38階のコーナールームに泊まった。部屋からは東と北側の風景が見えた。東側の窓からは左手に高層の虎ノ門ヒルズが一際目を引く。虎ノ門ヒルズは52階建て高さ247メートル。距離も近いため少し見下ろされる感もある。


   虎ノ門ヒルズを除けば北と南には視界を遮るような高いビルはなく遠くまで見渡せる。東側の正面は汐留のビル街。汐留シティーセンターや共同通信社のメディアタワーなど。ビルの間から浜離宮の緑地、その奥に隅田川河口の船着き場が見える。右側にはお台場付近の東京湾。フジテレビの社屋やレインボーブリッジもビルの間を縫って見える。羽田空港は直接見えないが、上昇していく飛行機が次々と。窓の右隅には東京タワーの上部が現れる。上の展望台の窓がわずかにでているだけで全体像はわからない。

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真下の目を向けると、ビルの建築は解体、土地の整備などこの地域の開発が進んでいることがよくわかる。数年後には景色は大きく変わっているのかもしれない。


北側は正面に大手町方面のオフィス街のビル群。奥にスカイツリーの上半分程度が姿を見せる。ビル群の左に皇居の森。その左に国会議事堂が見える。国会の横には赤坂の国会議員宿舎。宿舎の個別の部屋の窓明かりもはっきりとわかる。


バスルームからは風呂につかりながら東側の風景が広がる。ブラインドを上げると虎ノ門ヒルズの上層階にあるアンダーズ東京ホテルからは入浴の様子が見えそうで気にはなるが、よほどの超望遠でもなければ大丈夫だろう。

今回は残念ながら西側と南側の風景は見えなかった。上層階は37階のクラブラウンジが使える。ここにも行ってみたが窓は東側だった。南側には六本木ヒルズや天気がよかったら富士山も見えそうだ。西側は新宿方面や新国立競技場の風景が広がる。こちら側も機会があったら見たい。

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プレスリリースされたOkuraTokyoの完成前イメージ

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【タイムラプス動画】

Okura Tokyoから見えた北側の風景

  スカイツリーや国会議事堂が暮れてゆく

Okura tokyo東側の窓から見た東京の朝