半夏生、梅雨空一転青空広がる【七十二候】

七十二候

七十二候・半夏生(はんげしょう)

 七十二候の第三十候「半夏生(ハンゼショウズ)」。ハンゲはドクダミ科の多年草でカラスビシャクとも呼ばれる。水辺や湿地に生える。七十二候は梅雨のまっただ中を想定し、湿った花のハンゲが咲くころを意味している。 2023年は7月2日。前年と同じ日だ。

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 福井県ではこれからの本格的な夏を乗り切るため、焼いた鯖をまるごと食べる風習が地域がある。岐阜県境の奥越地方の大野市では半夏生になると魚屋やスーパーに鯖が並ぶ。

雨上がりのアマガエル=2023年7月2日

 この日の雨を半夏雨といいこの日降ると大雨が続くという。2023年は北陸は空梅雨模様で青空が見える日々が続いていたが、6月末の29日から梅雨空が戻り、大雨警報が出る地域もでてきた。

 7月2日は前日までの梅雨空から青空が広がり気温も上昇。30度を越える暑い一日となった。


 【歳時記】夏の季語

卓上日記いま真っ二つ半夏生  鈴木栄子

平凡な雨の一日半夏生  宇多喜代子

半夏生北は漁り火あかりして  千田一路

いろいろの猫が顔出す半夏生 小倉千賀子

半夏生あすへの靴を磨きたり  萩原きしの


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次の七十二候は温風至(あつかぜいたる) 7月7日

七十二候一覧

次の雑節は夏土用 7月19日 


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