冬から春へ変わる節目に雪融け出す【雑節・節分】

七十二候

季節の変わり目 雑節・節分 2月3日

 「節分」は季節の分け目という意味があり、もともと春夏秋冬ごとにあるが、今では立春を前にした冬と春の分け目だけが行事として残っている。立春がかつては1年のスタートだったことが大きい。

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 立春の前日、寒の最後の日が節分だ。2023年は2月3日。

 邪霊災厄を追い払う春を迎える意味で「追儺」の行事が行われる。今は鬼を追い払うため豆まきをする。最近は縁起のいい方向を見て大きな海苔巻き寿司をかぶりつく恵方巻きもかなり定着してきた。3日は気温は氷点下を下回らず、道路脇や空き地に積もった雪は少しずつ融け始めた。

 2月4日は「立春」。暦の上では春を迎える。この冬は「大寒」となった1月後半から日本列島は「最強寒波」に覆われ、北陸など各地で大雪となった。しかし節分を前に寒波は緩み2月になって気温も上がり北陸でも青空も広がることが多くなった。

 二十四節気も七十二候も明日から新しい1年が始まる

2023年の二十四節気一覧

2023年の七十二候一覧


【歳時記】 冬の季語

節分の夜も更け鬼気も収まれり 相生垣瓜人

節分や鬼もくすしも草の戸に 高浜虚子

節分やつもるにはやき町の雪 久保田万太郎

節分の朝日が低き家の上  大井雅人

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