稲を水に浸す睦月、今は人が集まる月

和風月名・1月は睦月 2018年

1月1日午後の虹。初日の出は見えなかったが空にアーチがかかった。

1月の和風月名は睦月(むつき)。身分の上下なく、老若男女、親族一同が集まって睦びあう月といわれるが、歳時記などでは稲の穂を初めて水に浸す月とも書かれている。気象好きとしてはこちらの意味をとりたい。旧暦の1月は現在の2月。ことし2018年だと2月16日が旧暦の1月1日となる。少しずつ水が温み始め田植えの準備を始める頃となる。また今年の1月1日は旧暦では11月15日となる。

新暦の1月は寒さまっただ中。正月で人が集まり寄り添うことから、睦月の意味も変わってきたのだろう。今年の1月1日も大平洋側では好天で初日の出が見えたところは多かったようだが、日本海側では曇りか雨や雪。福井県でも明け方はやや強い雨だったが、昼には青空も見えた。ことしも積雪はなかった。

和風月名・12月は師走

和風月名・2月は如月

12の月の中で唯一月が付かない師走

季節の言葉・師走

12月1日2017年の最後の月が始まった。冬の始まりの月でもある。

旧暦の呼び名は「師走」。1月から12月まで毎月の呼び名はあるが、その中でも最もポピュラーな名前だろう。一方で気象に由来したり、季節感のある名前がある中「師走」はちょっと違和感がある。

1月「睦月(むつき)」

2月「如月(きさらぎ)」

3月「弥生(やよい)」

4月「卯月(うづき)」

5月「皐月(さつき)」

6月「水無月(みなづき)」

7月「文月(ふみづき)」

8月「葉月(はずき)」

9月「長月(ながつき)」

10月「神無月(かんなづき)」

11月「霜月(しもつき)」

12月「師走(しわす)」

こうしてみると月が付かないのは師走だけ。

ほかは霜が降る霜月、卯の花が咲く卯月など気象がゆかりだったり、七夕に本を干す週間からきている「文月」など古くからの週間や信仰に密着している言葉だ。文月は万葉集にもでてくるという。

師走の由来は僧が年末に忙しく走り回ることから付いたという。平安時代に「師馳す」という言葉があるそうでそれが語源という説も見かけた。もともとは「師走月」と呼ばれていたのが月がとれたのか。いろいろ気になる。

冬の始まり12月1日の空は朝から冷たい雨が降り、時々青空も見える変わりやすい天気だった。

師走、冬の始まりの12月1日の空は雨模様だが、時々青空が見えた

晩秋を彩る「小春日和」

「小春日和:雲ひとつない快晴が続いた。昼の月もくっきり。

 季節の言葉・小春日和

しばらく寒い日が続いていた11月後半。11月28日は朝から暖かかった.快晴の空が広がっても放射冷却で早朝は寒かったが、すぐに気温も上がり、午後はコート無しで外を歩けた。まさに「小春日和」という一日だった。

「小春日和」とは晩秋から初冬にかけてにみられる暖かく穏やかな晴天をいう(平凡社・気象の事典より)。陰暦10月の別称で、現在の11月から12月初めをいう。俳句では冬の季語だ。欧米ではインディアンサマーという。間違って冬の終わりの言葉と誤解している人もいる。

11月28日の福井市の最高気温は18.5度、前日より5度、平年より5.5度高かった。ほぼ一日中雲のない快晴だった。

午後4時頃もう夕暮れの雰囲気だが、いつもより空は明るく水も温かそうに見えた