連日猛暑日、地面熱く夏雲大きく発達【七十二候】

七十二候

七十二候・土潤溽暑(つちうるおうて むしあつし)

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 「大暑・桐始結花」に続く七十二候の第三十五候は土潤溽暑(つちうるおうて むしあつし)。この時期は一年で最も暑いころだ。太陽のちからは「夏至」が最も強いが実際の気温は地面に熱が蓄えられ「大暑」を過ぎてさらに地面が暑く、陽炎が立ち土いきれでいっそう暑さを感じる。「溽」はむしあついを意味する感じ。辱はもともと草を刈り重ねる意味で氵を付けて蒸し暑さを現すという。雑草は勢いよく伸びている。

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 2025年は7月28日が「土潤溽暑」。ことしは空梅雨で6月中旬から真夏日が続き、7月になるとさらに最高気温が35度を越える猛暑日が連日やってくる。北陸では福井県福井市で27日に最高気温が37・5度となった。

 猛暑で地面が暖められると午後には夏雲が大きく発達し、雄大積雲や積乱雲に発達する。朝雲がなかった空が午後には雲でいっぱいになる。


前の七十二候は桐始結花(きりはじめてはなをむすぶ) 7月23日

次の七十二候は大雨時行(たいう ときどきにふる) 8月2日

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