二十四節気・立冬(りっとう) 七十二候・山茶始開(つばきはじめてひらく)

立春から始まる二十四節気。春、夏、秋が終わり最後の冬がやってきた。暦の上では冬となる。立冬は「冬の気」が立つ意味。秋と冬の境の日だ。異例の猛暑だった今年2025年も10月終わりごろから気温が下がりようやく秋になってきた。これから雪が降るまで実際の空も短い秋本番だ。
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11月7日が立冬。これから3か月、2月の立春まで6つの節気が冬の節気。太陽の高度は冬至に向けて下がり、日の出は遅く日の入りは早くなる。

立冬前日の11月6日には少し気温が上がり日本海側は穏やかな空模様となり解禁となったズワイガニ漁は順調に漁船が海出て行った。太平洋の中部では台風26号が発生、夏のエネルギーがまだ残っている。
七十二候では 山茶始開(つばきはじめてひらく) 。山茶と書いてつばきと読む。ここで表されているのは椿の花でなく山茶花(さざんか)の花という。10月から12月にかけて白や赤い花が咲く。ことしは椿の花も山茶花もまだ咲いていない。

2024年にかけての冬は前年までのラニーニャ現象から一転してエルニーニョ現象が予測され暖冬となりそうだ。ただ一時的なドカ雪の恐れは今冬もある。
【歳時記】冬の季語
けさの冬好き毛衣を得たりけり 与謝蕪村
菊の香や月夜ながらに冬に入る 正岡子規
立冬のあとの青空松葉降る 阿部みどり女
空稲架へずかずかと冬が来る 越智久雄

次の二十四節気は小雪・11月22日
前の七十二候は楓蔦黄(もみじつたきばむ)11月3日
次の七十二候は地始凍(ちはじめてこおる)・11月13日

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