2日続きの雨、田んぼが潤う穀雨本番

植物を生き生きさせる雨が降るという穀雨。でも今年の穀雨、4月20日はその1週間前から晴天続きで雨もしばらく降ってなく、穀雨という雰囲気ではなかった。

福井平野に降る雨=2018年4月25日

4月24日から雨となった。24日夜から25日昼にかけてやや強い雨になった。25日午後も小雨が続き、水が張られた平野の水田風景と相まって雨に煙るまさに穀雨の風景が広がった。緑が増してくる麦も雨を受けて一層鮮やかだった。

小麦畑が雨で一層緑に

田んぼが水鏡に、早稲の田植え近づく

水田が湖に、春の田園風景その1

水が張られた水田。青空を静かに映し出す

今年も田んぼが水鏡になる時季がやってきた。平野の水田に水が張られ、湖や池のような風景が広がる。田んぼに植える稲の品種によって田植えの時期が変わり水が張られる日も違ってくる。

今年は4月15日頃から一部の田んぼに水が満たされている。早稲が田植えするためだ。福井県ではハナエチゼンなどの品種だろう。地域によっても水が張られる時期は違い、いま水が張られているのはは大きな福井平野の石川県側の一部地域だ。ほかは麦が植えられていたり、田植えの準備も進んでいない。

最近は農業法人で稲作を行うところも多く、耕作地が集約されひとつの田んぼの面積も広くなっている。田んぼを耕し水を入れ始めたところはまだ土が見えたり、水が濁っていたりするが、少し時間がたつと水の濁りは消え、風がないとまるで湖のような静かな水面が広がり空の景色を映し出す。夕方夕日が平野を照らし出すと水田もオレンジ色や赤く色づいていく。

春土用、肌寒い一日だった

雑節・春土用入り

2018年4月17日は雑節の「春土用入り」。

春土用入りの4月17日朝は曇り空

「土用」は季節の変わり目を象徴する年に4回あり、ウナギを食べる風習がある夏の土用が広く知られている。

「土用」は季節の変わり目を象徴する雑節で春土用はあまりなじみないが、立夏までの18日間。

 4月17日が春土用入り

 4月27日が丑の日

 5月4日が土用明け

どんどん暑くなってきて土用明けは初夏の雰囲気がやってくる。

土用入りの17日は曇りから雨模様で肌寒い一日だった。

春土用。4月17日夕は小雨が降り出し肌寒い

 

清明、実際は霞んだ空が多い

二十四節気・清明 

 すべてのものが生き生きして清らかに見える

春分の次の二十四節気は清明。

清明の4月5日の空。少し霞んだ曇り空が広がった。

 春分から15日目。いよいよ春本番の季節に迎える二十四節気。ちょうど桜が満開の花見と重なるころでもある。気候が温暖になり清明(すがすがしい)気分の日。中国では古くから先祖の霊を供養する清明節の休日だったという。

 しかし実際の天気は、清々しく明るいという言葉とは裏腹に霞んだ空が広がることが多い。花粉も飛んでぼうっとする人も多い。黄砂が飛んでそらが黄色く霞むことも多い。

 雨の日が気温も下がり、花粉も黄砂も飛ばず清明らしいかもしれない。

 

 2018年の清明は4月5日。ふ前日から雨模様で、曇り空が広がった。20度を超えた気温も下がり少し肌寒い感じで青空も少なく清明という雰囲気ではなかった。

清明の日、霞むスキー場のある山々

Sample Content

 しばらく雨がちの天気が続き4月10日ようやく朝からきれいな青空が見えた。

4月10日は爽やかな気温、山もくっきり見えた

次の二十四節気は穀雨、4月20日

前の二十四節気は春分、3月21日

 

社日、地域の神社をまつる日

雑節・社日(しゃにち)

社日は土地の守護神である産土神(うぶすながみ)をまつる日。春、秋に1回ずつあるが、雑節の中でもあまり知られていない。恥ずかしながら筆者もことし初めてこの日のことを知った。

いつも使っているスマホ用のデジタルカレンダーの3月23日に「社日」という項目があった。調べてみる雑節の1つで上記のような意味合いの日とわかった。ただ2018年の日にちは3月23日でないことが多い。

3月23日の夕景

【春分、秋分の日に最も近い戊(つちのえ)の日が社日となる】。これが社日の定義だ。

戊とは古代の中国から使われている十干(じっかん)の1つ。十干とは古代の数字のようなもので甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸の10の呼び名があり10日で一巡する。それぞれに意味合いがあり5番目の戊は勢いよく葉が茂る様子を現し反映を意味するという。

いろんな暦をみると3月の戊は17日か27日で春分に近いのは17日。3月17日が社日で、地域の神社に参るべき日だったようだ。この春はもう終わってしまったので秋の社日に注目したい。2018年の秋の社日は9月23日となる。

春社日の3月17日の夕日

先に紹介したデジタルカレンダーは9月19日が秋社日。なぜこうなっているのかもう少し考えてみたい。

次の雑節は5月の「八十八夜」

前の雑節は「彼岸」

2018年の弥生は春の嵐でスタート

和風月名・3月は弥生 2018年の空

春の嵐で風は強い。
田んぼの雪は少しずつ溶けてきた

旧暦の3月は弥生(やよい)

いよいよ春が本格化する

弥生の弥は「ますます」や「いよいよ」とい
う意味を持つ。

 生は草木が芽吹くという意味の「生い茂る」から「生(おい)」の意味。草木が芽吹いてくるという意味の月となる。

2018年の弥生は春の嵐で始まった。

各地で強風、北陸ではJRがほぼ全面的に止まった。北陸新幹線も一部運休。気温は高く雪解けは進む。

北海道は吹雪となった。

2月は如月

4月は卯月

 

立春、北陸に青空広がるが「立春寒波」警戒も

二十四節気・立春

立春の高岡の空、雪が舞ったり青空が広がったり

 ほぼ15日間隔でやってくる二十四節気。最も寒いとされる「大寒」の次にくるのが「立春」だ。

 旧暦ではこの立春の日が1年の始まりとされる。八十八夜、二百十日など立春から数える。

 春が立つ日。心うきうきする響きがある。でも実際はまだまだ寒いことが多い。

 2018年の立春は2月4日。天気予報では「数年に一度」の寒気が近づいているそうで、日本海側を中心に8日ごろまで大雪の恐れがあるという。「立春寒波」に警戒を呼びかけている。

 

 富山県高岡市は朝にはうっすらと新雪があり、小雪が舞っていた。昼前には青空も広がり、「立春」にふさわしい穏やかな天気となった。道路や駐車場の新雪も昼過ぎにはほぼ消えた。

 次の二十四節気は「雨水」。ことしは2月19日

小寒、雪はないが寒くなってきた・二十四節気

二十四節気・小寒

「小寒」は冬の5番目の節気で「寒の入り」の日。1月5日のことが多いが6日の年もある。ことし2018年は1月5日だった。

芸事やスポーツの寒中稽古が始まる日。「きじはじめてなく」「かささぎはじめてすをつくる」などの言葉がある。太陽黄経285度。

福井市の最低気温は1度ちょうどで、平年より0.1度、前日より0.7度高く冷え込みは感じられなかった。最高気温は5.7度で前日より1.4度高くなったが平年より1.6度低かく、日中は肌寒かった。

東京も最低気温1.4度、平年より0.1度、前日より1.4度高い平年並みの朝だった。昼の最高気温は6.3度、平年より3.7度、前日より3.3度低く、小寒らしい寒い日中とだった。

小寒の日、1月5日の朝の空

次の二十四節気は大寒。今年は1月20日となる。

今年もきれいな空を期待 月ごとの空写真

初日の出こそ見えなかったが2018年の正月は穏やかな天気だった。今年も美しい空との出会いを期待して、昨年2017年の月別の空を振り返ってみる。(その1、1月から6月まで)

1月は冬空雪景色雪の日の青空 吹雪ホワイトアウト

2月はマガン冬鳥 雪原の夕日 梅の花 水温む田んぼ

3月は光の芸術、暈・幻日

4月は水仙の花 田んぼの夕日 散歩で見かけたアーク

5月は田んぼに映る電車 鯉のぼり 夕雲、麦畑

6月は雨模様 巻層雲、巻雲

 

12の月の中で唯一月が付かない師走

季節の言葉・師走

12月1日2017年の最後の月が始まった。冬の始まりの月でもある。

旧暦の呼び名は「師走」。1月から12月まで毎月の呼び名はあるが、その中でも最もポピュラーな名前だろう。一方で気象に由来したり、季節感のある名前がある中「師走」はちょっと違和感がある。

1月「睦月(むつき)」

2月「如月(きさらぎ)」

3月「弥生(やよい)」

4月「卯月(うづき)」

5月「皐月(さつき)」

6月「水無月(みなづき)」

7月「文月(ふみづき)」

8月「葉月(はずき)」

9月「長月(ながつき)」

10月「神無月(かんなづき)」

11月「霜月(しもつき)」

12月「師走(しわす)」

こうしてみると月が付かないのは師走だけ。

ほかは霜が降る霜月、卯の花が咲く卯月など気象がゆかりだったり、七夕に本を干す週間からきている「文月」など古くからの週間や信仰に密着している言葉だ。文月は万葉集にもでてくるという。

師走の由来は僧が年末に忙しく走り回ることから付いたという。平安時代に「師馳す」という言葉があるそうでそれが語源という説も見かけた。もともとは「師走月」と呼ばれていたのが月がとれたのか。いろいろ気になる。

冬の始まり12月1日の空は朝から冷たい雨が降り、時々青空も見える変わりやすい天気だった。

師走、冬の始まりの12月1日の空は雨模様だが、時々青空が見えた