七十二候・麋角解(さわしかのつのおつる)

麋角解とは
12月27日は、二十四節気「冬至」に対応する七十二候の中候、
麋角解(しかのつのおつる)。第六十五候となる。
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「麋」とは大鹿を意味し、ここでは雄鹿を指す。雄鹿の角が自然に落ちる時期を表している。
鹿の角は春から夏にかけて伸び、秋の繁殖期を終えると役目を終えて落ちる。
そのため「麋角解」は、命の循環や冬の深まりと自然の休息を象徴する候とされる。

冬の雪に備えて鹿の角が折れる頃という意味。日本ではなかなか見られない風景だが、年末で寒さは強まるころだ。中国が元になっている七十二候の中でも大陸の風景を感じさせる言葉だ。
ニホンジカは春先、3月ごろに角が生え替わるという。
12月になっても北陸は暖冬が続いていたが、25日夜から冬型が強まり雪予報。26日は朝から雪が舞いこの冬最初の積雪となった。年末から年始は大雪の心配もある。


次の七十二候は雪下出麦(ゆきわたりてむぎいずる)・12月31日


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