七十二候・蟄虫培戸(むしかくれてとをふさぐ)

秋が本格化すると虫たちは冬ごもりの支度を始める。カマキリなど卵を産む虫や、青虫だった蝶の幼虫はさなぎになり冬の寒さに備える。クワガタなどの大きな虫は木の根元や土の下にもぐる。この現象を表したのが七十二侯の第四十七候の蟄虫培戸(むし かくれて とを ふさぐ)。
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2025年は9月28日ごろからが蟄虫培戸。異常な残暑が続いた9月も秋分の日ごろから朝晩涼しくなってきた。気温が下がると転作で田んぼに植えられていた蕎麦の花が一斉に咲き出した。9月末はまだ最高気温が30度を越える夏日もあり、そばの花付きも今一つだが、これから涼しくなると見ごろとなりそうだ。

前の七十二候は 雷乃収声(かみなりすなわちこえをおさむ) 9月23日
次の七十二候は水始涸(みずはじめてかる) 10月3日
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