啓蟄、柔らかい小雨に地面濡れる

七十二候

二十四節気・「啓蟄(けいちつ)」 七十二候「蟄虫啓戸(すごもり むし とをひらく)」

 「啓蟄」は地中や木の中などに冬眠していた虫が穴から這い出て来る頃を表す。虫が嫌いな人にとっては嫌な時期が近づいてくる。冬の間外ではみかけることのなかった虫が少しずつ増えていく。

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 2021年は3月5日。本州では小雨模様のところが多く、気温は高め。ことしは3月になって気温が高めで虫にとって過ごしやすい環境となっている。

 七十二候の第七候「蟄虫啓戸」も同じような意味。昆虫だけでなくカエルやヘビなども這い出てくる。

 


【歳時記】春の季語

啓蟄や日はふりそそぐ矢の如く  高浜虚子

啓蟄を咥へて雀飛びにけり  川端茅舎

啓蟄の雲にしたがふ一日かな 加藤楸邨

啓蟄や指輪廻せば魔女のごと  鍵和田袖子

 


前の二十四節気は雨水・2月18日

次の二十四節気は春分・3月20日

二十四節気一覧


前の七十二候は草木萌動(そうもく めばえ いずる)・2月28日

次の七十二候は桃始笑(ももはじめてさく)・3月10日

七十二候一覧


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