
二十四節気・冬至 七十二候・乃東生(なつかれくさ しょうず)

冬至は北半球では1年中で昼が最も短く夜が長い日。太陽の高度が最も低い。2025年は12月22日がは、二十四節気の「冬至」にあたる。
北半球では一年で最も昼が短く、夜が長い日です。北陸地方は本格的な冬に入り、雪や曇りの日が目立つ季節だがが、今冬は冬型の気圧配置が長続きしにくく、気温は平年並みかやや高め、降雪は平年並み〜やや少なめの傾向との予想。ただし寒気の流れ込みがあるタイミングでは局地的な大雪や風雪に注意が必要との見方が出ています。

冬至当日の北陸(12月22日)の天気予報では、曇り中心の空模様が予想され、沿岸〜内陸ともに最高気温は低めとなる見込み。雪や雨の出現可能性は地域や条件によって変わりますが、冷え込みの強い朝晩は雪になる時間帯もありそうだ。

これから年末にかけての雪予報では、12月後半〜年末にかけては周期的に寒気や低気圧が通過するため、北陸でも雪の降りやすい日が散発的にあり、平野部でも積雪となる日も考えらる。特に年末年始にかけて、日本海側では大雪となる可能性があるとの予想もある。tenki.jp
七十二候では、冬至の初候は「乃東生(なつかれくさ しょうず)」。夏枯草が冬至の頃に地中で芽吹き始めるとされ、冬の厳しさの中にも新たな季節への息吹を感じさせる。
北陸では冬至にかぼちゃを食べ、ゆず湯に入る風習が今も残ります。保存のきくかぼちゃで栄養を補い、ゆず湯で体を温めながら、無病息災を願う知恵として大切にされてきた。
冬至は「陰が極まり陽に転ずる日」です。日照時間が最も短いこの日を境に、太陽の力は少しずつ戻ります。雪雲が厚くとも、これからやって来る冬本番の雪や寒気と向き合いながら、季節の節目を意識して暮らしを整えていきたい日でもある。
北陸の平野部では時々みぞれや霰はふっても積雪にはいたっていない。
中国では「一陽来復」という言葉があり、冬至で最も太陽が弱まった後、これから光りが増してくるころとして祝った。
七十二候では「乃東生(なつかれくさしょうず)」。七十二候で第六十四候となる。夏に花が枯れる「夏枯草(かごそう)」が生えてくる頃と言われる。夏枯草はウツボグサとも呼ばれる。
【歳時記】冬の季語
仏壇に水仙活けし冬至かな 正岡子規
海の日のありありしづむ冬至かな 久保田万太郎
冬至までひと日ひと日の日暮れかな 草間時彦
冬至晴思ひ切らむと走りけり 小林貴子
前の二十四節気は大雪・12月7日
次の二十四節気は小寒・1月5日
前の七十二候は鱖魚群(さけのうおむらがる)・12月16日
次の七十二候は麋角解(さわしかのつのおつる)・12月26日
