芒種夏日戻り、麦刈り田植えも終わる【二十四節気・七十二候】

七十二候
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二十四節気・芒種(ぼうしゅ) 七十二候・蟷螂生(かまきりしょうず)

 6月最初の二十四節気。稲や麦など穂先に針のようにとがった芒(のぎ)のある食物の種をまくころといわれる。かつてはこのころに田植えが行われたころを現す。現在では季節が早まり、麦の収穫も終わり、田植えも早まった。5月中旬には水田には水が満ちて湖のような水の風景が広がっていた。しかし6月には稲が伸びて緑が広がり水の風景が消えようとしている。

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 2025年の芒種は6月5日。暦の上でも夏の6月最初の二十四節気だ。5月末から6月にかけて週末は雨模様、平日は晴れても移動性高気圧の影響で涼しい日が続いていた。しかし芒種前日の6月4日から暑さが戻り九州では各地で最高気温が30度を越え、北陸でも夏日となり30度近くまで上がった。芒種の6日は東京など一部を除いて全国的に晴れ模様で暑い日となりそうだ。

 七十二候では芒種の第一候は蟷螂生(かまきりしょうず)。こちらも6月最初の七十二候。二十五番目の七十二候だ。夏に活躍する虫、ハンター蟷螂(カマキリ)が生まれるころを現す。暑くなり虫が増えてきた。カマキリは稲を傷つけず害虫を食べてくれる益虫だ。

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 【歳時記】夏の季語

芒種はや人の肌さす山の草  鷹羽狩行

朝粥や芒種の海がみずうみに  秋山幹生

さらさらと竹に雨くる芒種かな  岸田雨童


前の二十四節気は小満 5月21日

次の二十四節気は夏至 6月21日

二十四節気一覧


前の七十二候は麦秋至 5月31日

次の七十二候は腐草為蛍 6月10日

七十二候一覧

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