上空を群れが飛んだら 夕暮れの水田から飛び立つ

100羽いた水田の白鳥20羽に減る

福井県坂井市の水が張られた大きな水田にいた白鳥が日没後、暮れゆく空を飛び立った。翌日見に行ったら戻っていないので、北に帰ったのだろう。

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 この水田には2月初めごろから約100羽のコハクチョウが滞在し、水田で羽休めし、近くの水のない田んぼに出かけ食事していた。3月初旬になって少しずつ数が減ってきた。生まれ故郷のシベリアなどへ向かったのだろう。

 3月5日は少し雪がまじり風も冷たかったが、冷たく、風で波打つ水の中に100羽近くがいた。青空が見え暖かくなった3月6日も群れは変わらずいた。

 しばらく行けない日があり、3月12日にまだいるかなと思って寄ってみたら20羽近くまで減っていた。ずっと白鳥を観察している人によると、飛べない若い鳥がいて、その鳥を待っているのではないかと話していた。

 夕日が沈んだあと急に水のうえにいた鳥たちが「ほう」「ほう」と鳴きだした。しばらくすると暮れかけた空を15羽ほどの群れが雁行形を描きながら南から飛んできた。上空の群れに呼びかけるかのように声は大きくなった。しかし上空の群れ立ちはそのまま北へ飛んでいった。

暮れゆく空をバックに北帰行

 また水の上は静けさが戻り、翌日もう一度来ようかと思いながら近くに停めた車に乗ると、急に賑やかな声と羽ばたきの音が聞こえた。振り返ると田んぼにいた鳥たちが一斉に飛び上がったようだ。暮れゆく夕空を背景に北へ向かって飛んでいった。

 上空を通過した群れに刺激された、北帰行くの長い旅に向かったようだ。2日後の3月14日に見に行くと一緒に飛べなかったのか1羽だけが残っていた。

 

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