二十四節気・小雪(しょうせつ) 七十二候・虹蔵不見(にじかくれてみえず)
記録的な猛暑だった2024年も11月も後半になって。急に寒くなりいよいよ雪の季節が近づいてきたことを感じる。11月22日は二十四節気の「小雪」。陰暦では十月の中旬。紅葉は終わりかけて葉が落ち、朝晩の冷え込みが強まりそろそろ雨が雪に変わっていくころ。福井県でも岐阜石川県境の山は初雪が既に降っている。
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「小雪」を前にした11月21日は朝から冷たい雨が降っている。北陸では朝の最低気温が福井で4・6度と震えるような冷え込みだった。金沢6・6度、富山5・9度と寒かった。
小雪の11月22日は朝の最低気温が金沢で10度を超えるなど寒気も少し緩んだ。天気は時雨模様で一時強い雨も降った。
ラニーニャ現象が続いているため今冬は雪が多いとの予報が出ている。
七十二候の「虹蔵不見」は虹が見えなくなる頃の意。雨粒に入った太陽光が屈折して生まれる虹は、雪の中では現れないため小雪と連動した季節の言葉だ。実際は移動性の高気圧が近づいたり、冬型の気圧配置になったりと天気は定まらないことが多い。北陸は雨と晴れが同時に起こる「天気雨」となる日もしばしば現れ、虹が出現することもある。
【歳時記】冬の季語
小雪という日の青空が深すぎる ちいずか存
小雪の箸ひとひらの千枚漬 長谷川かな女
小雪の日や詩心の空回り 中嶋宏枝
次の二十四節気は大雪(たいせつ)12月7日
前の七十二候は金盞香(きんせんかさく)11月17日
次の七十二候は朔風払葉(きたかぜこのはをはらう)11月27日
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