冬の終わり陽光を浴びてマガンが群れていた

風景

2018年秋から2019年冬にかけての渡り鳥のシーズンは福井平野へやってくる天然記念物のマガンが少ないような気がする。以前は朝、石川県加賀市から福井へやってくるマガンの群れに連日のように起こされたのが、飛行コースが変わったこともあるのかごくたまにでしかない。坂井市からあわら市にかけての水田地帯を車で回ってもなかなか見つけることができない。

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2月の後半、久しぶりに晴れ上がった日、水田地帯を車で走っていると空をゆっくりと舞う鳥の集団を見つけた。下へ向かうと田んぼで数百羽のマガンが群れていた。車でゆっくり近寄ったが別の車が通って一斉に飛び上がった。近くの川を越えて西方向へ飛んでいった。

車で追っていくと一部は西へ向かっていくが、半分以上の鳥が旋回して戻ってきた.追いかける車の上を通って再び元の場所へ。もういちどゆっくり近寄っていった。近くの農道で30メートルほどの距離まで寄れた。

マガンのいる田んぼは田起こしも終わり、黒っぽい茶色でマガンが地面に同化している。オレンジのくちばしだけがはっきりわかる。時々鳴き声を上げながら数羽が飛び上がって場所を変えるだけで、30分ほど待っていても全体はその場所にとどまっていた。シーズンの終わりにマガンをゆっくり眺めることができてよかった。

 

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