古来から親しまれた紅花、夏直前いろいろ花盛り

七十二候

七十二候 紅花栄(ばにばなさかう)

 七十二候の第二十三候は「紅花栄(べにばなさかう)」。紅色の染料や食用油をとるため古代から栽培されていた。日本でも「万葉集」に「末摘花(すえつむはな)」という花名で出てくる。キク科の植物。源氏物語の女性の名前にもなっている。

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 2023年の紅花栄は5月26日。5月は中旬暑く一時真夏日や猛暑日も出現したが後半は気温が下がり過ごしやすい日々が続いている。26日は北陸地方は曇りがちで気温は25度以下で涼しい一日となりそう。全国的にも気温は高くない。

 近所で紅花は見当たらないがいろいろな花が咲いている。黄色や紅色の花も多い。


 【歳時記】夏の季語 

 山陰やここもとのと日は紅の花  千代女

 米沢は雨紅花が駅に咲き     阿部ひろし

 山々に呼ばれ紅花開きけり  鳥海むねき

 紅花百貫ほどの夕日が裏口に  篠田悦子


前の七十二候は蚕起色桑(かいこおきてくわをはむ) 5月21日 =小満

次の七十二候は麦秋至(むぎのときいたる) 5月31日

七十二候一覧

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