古来から親しまれた紅花 暑さ戻りいろいろ花盛り

七十二候

七十二候 紅花栄(ばにばなさく)

 紅花は紅色の染料や食用油をとるため古代から栽培されていた。日本でも「万葉集」に「末摘花(すえつむはな)」という花名で出てくる。キク科の植物。源氏物語の女性の名前にもなっている。

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 2020年の紅花栄は5月26日。5月も後半になり暑くなってきた。26日朝は曇り空だったが最低気温は東京で前日より3.4度高い18.6度、福井市で前日より4度以上高い18.7度と6月中旬の気温となった。20度を越えている。

 近所で紅花を探した。これが紅花という花は見つからなかったが、いろいろな花が咲いていた。


 【歳時記】夏の季語 

 山陰やここもとのと日は紅の花  千代女

 米沢は雨紅花が駅に咲き     阿部ひろし

 山々に呼ばれ紅花開きけり  鳥海むねき

 紅花百貫ほどの夕日が裏口に  篠田悦子


前の七十二候は蚕起色桑(かいこおきてくわをはむ) 5月20日 =小満

次の七十二候は麦秋至(むぎのときいたる) 5月31日

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