小寒・寒の入り、暖かさ続き年末の雪消える【二十四節気・七十二候】

七十二候

二十四節気・小寒(しょうかん) 七十二候・芹乃栄(せり すなわち さかう)

 2022年最初の二十四節気と七十二候。二十四節気の「小寒」は「寒の入り」。この日から節分までの一ヶ月間が年間で最も寒さの厳しいとされる「寒の内」だ。北半球で一年の中で最も太陽の光が弱い「冬至」から15日後。太陽は少しずつ日差しが強くなっても、地面の冷え込みが時間がずれて増して、小寒から寒さが増していく。

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 2024年の小寒は1月6日。昨年と同じ日だ。北陸では寒固めといって小豆餅を食べる習慣もある。この冬は北陸に大雪をもたらした12月中旬の寒波以降は、ありがたいことに気温が高めで晴れた穏やかな日々が正月から続いている。12月寒波で除雪された雪が道の端に2メートル以上積み上げられていたのが、5日には小さくなっている。小寒の6日も雨予報となっている。

 1月20日の大寒をはさんで2月3日の節分までが「寒」だ。まだしばらく寒い時期が続く。

 七十二候では春の七草のひとつセリが芽を出す頃となっている。セリは湿地や水田に群生している。「芹乃栄」は第六十七候。

 


 【歳時記】冬の季語

小寒や枯れ草に舞ふうすほこり  長谷川春草

小寒の山のきりきりと刃研ぐ   笹部浩一

耳ふたつ吹かれ寒暮の日本海 土肥さだ子

出刃菜切すっかり研いで寒に入り  成田浩


前の二十四節気は冬至・12月22日

次の二十四節気は大寒・1月20日

二十四節気一覧

前の七十二候は雪下出麦(ゆき わたりて むぎ いずる)・1月1日

次の七十二候は水泉動(しみず あたたかを ふくむ)・1月10日

2023年度の七十二候一覧

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