二十四節気・「啓蟄(けいちつ)」 七十二候「蟄虫啓戸(すごもり むし とをひらく)」
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二十四節気の「啓蟄」は地中や木の中などに冬眠していた虫が穴から這い出て来る頃を表す。虫が苦手な人にとっては嫌な時期が近づいてくる。冬の間外ではほとんどみかけることのなかった虫が少しずつ増えていく。
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2024年は3月5日。暖冬の2024年冬、2月終わりから3月になって寒の戻りで北陸では時々雪がちらつき気温は下がり、外に飛ぼうとした虫も再び引っ込んでしまったかもしれない。前日の3月4日は空に青空は見えるものの最低気温は富山市で1・5度、金沢や福井市で2度台と冷え込んだ。3月5日も一時的に青空が見えても肌寒い曇り空が広がり午後からは雨となった。飛んでいた小さな虫も消えた。
七十二候は第七候「蟄虫啓戸」。啓蟄より範囲を広め昆虫だけでなくカエルやヘビなども這い出てくるという。
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【歳時記】春の季語
啓蟄や日はふりそそぐ矢の如く 高浜虚子
啓蟄を咥へて雀飛びにけり 川端茅舎
啓蟄の雲にしたがふ一日かな 加藤楸邨
啓蟄や指輪廻せば魔女のごと 鍵和田袖子
次の二十四節気は春分・3月20日
前の七十二候は草木萌動(そうもく めばえ いずる)・2月28日
次の七十二候は桃始笑(ももはじめてさく)・3月10日
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