初雪、福井市は平年より8日早く、山は白く

 

初雪を観測山は白く

11月24日福井市で初雪を観測した。福井地方気象台によると平年より8日速く、昨年2016年より20日早い。日にち的には早いなと思う。でも初雪と行っても車の窓ガラスが一瞬白くなった程度。ただいつも雪の多い山間部の大野市では10センチ近い新雪があったらしい。

まだまだ本格的な冬到来という感じはない。雪が早いときは本格的な積雪は遅く、雪も少ないのではと科学的な根拠のない期待もある。

雪がそんなに多くない日は、天気は変わりやすい。午前中は青空も広がった。午後は雨模様で、雨が上がって外に出てみると石川。岐阜県境に近い山々は少し白くなっていた。

最低気温は3.4度。平年より1.9度低く12月上旬の気温。最高気温は6.3度、平年より7.5度も低く1月中旬並みの寒さだった。

晴れ、曇り、雨 めまぐるしく変わる空 動画あり

青空…白い雲…曇天…暗い空…雨 タイムプラス動画

日本海側の冬の空はめまぐるしく変化することが多い。

冬型の気圧配置、それもあまり強い冬型でない日、青空が見えたと思ったら、急に変化して雲が増え、雨や雪になることもある。

11月23日は雨、曇りという予報に反して朝から青空が見えた。

ベランダにカメラを置き6秒間隔でインターバル撮影した。

曇り空がどんどん晴れてきたと思ったら、また雲が増え、風が強まり雨

そんな天気が何度か現れた。

刷毛で描いたような巻雲、秋空に広がる

10種雲形・巻雲

巻雲。上に白い筋が伸びていく=2017年11月7日、

青空に白い刷毛で描いたような繊細な雲。細い糸や髪の毛のように広がったり、美しい模様を描く。鳥の羽のような形にもなる。10種雲形のひとつ巻雲だ。絹雲とも書く。学名はCirrus 略書はCi。学名のシーラスうあ巻き毛を意味する。

5000メートルから1万5000メートルと雲の中でも高い空に現れる。氷の粒でできている。上空にあるのでゆっくりと動いているようにも見える。

秋の澄んだ青空が広がった11月初めはきれいな巻雲が見えた。

11月12日も夕焼け空に巻雲が上に伸びていた。

夕日の上に伸びていく巻雲=2017年11月12日

秋から冬にかけて光芒がよく現れる

光芒・雲と光の芸術

幾筋もの光が放射状に降り注ぐ光芒=2017年11月9日

雲の切れ間から光が放射線状に筋を描いて広がる現象を光芒と呼ぶ。ヨーロッパでは「天使の梯子(はしご)」とか「ヤコブの梯子」とも呼ばれる。

地上のしっかり光が届いたとき「太陽が水をくんでいる」と言われることもあったという。

雲の隙間から降り注ぐ光は雲の中の水滴で拡散されいくつもの筋を描く。

Sample Content

夕方や朝など太陽が低いときは上向きに光が発せられたり、四方八方に広がることもある。仏像の後ろにある光を表す光背はこの光をイメージしているといわれる。「後光がさした」という言葉も光芒の表現のひとつだ。

大きな積雲や層積雲が現れ、時折太陽がのぞくような日、光芒がよく見える。

北陸地方では秋から冬の初めにかけて天気がかわりやすく、大きな光芒を時折みかける。濃淡を描いたひかりが高い上空から地上へ降り注ぐ姿は美しい。「天使の梯子」という表現はぴったりだと思う。

上向き光芒=2017年8月18日

 

海の日没の光芒=2017年10月4日

 

暖かい立冬、きれいな巻雲広がる

立冬の朝、青空に巻雲広がる

二十四節気・立冬

2017年の立冬は11月7日。

立冬は二十四節気のひとつ。冬の初めを意味する。

「気象の事典」によると「山茶始めて開く」ころで山茶花(サザンカ)が咲き始めるころとなっている。旧暦では立冬から立春までが冬。現在の暦では季節が会わないが、木枯らしが吹き始めるころで、冬への心構えを持ち始める頃でもある。

ことしの立冬は暖かかった。福井市では最低気温が8.1度と10度を割り平年より0.5度低く肌寒かった。しかし日中は天気もよく最高気温が23.7度と平年よりも6.0度も高い寒暖差の大きい一日だった。

空も青空が広がり風は弱く、きれいな巻雲が一日中広がった。

東京では10月31日に木枯らし1号を記録しているがこちらではまだ風が強く寒い日はない。

立冬11月7日、夕方も巻雲

次の二十四節気は「小雪」。2017年は11月22日。だんだん本格的な冬が近づいてくる。

晴れの特異日11月3日はことしも快晴

気象で特異日という言葉がある。

一定の日に限って決まった天気や気象条件が現れる。

最もよく知られているのが10月10日。「晴れの特異日」とされている。

1964年東京オリンピックの開会式は10月10日。晴れる日だから選ばれたと言われている、そして五輪開会式は見事に晴れ上がった。

 

そしてもう一つ晴れの特異日とされているのが11月3日文化の日だ。この日も深い秋晴れの青空が見えることが多い。

特異日に選ばれるのは基本的には東京の空模様が基準になるのだろうが、晴れの特異日は全国区でもある。特に秋は大きな移動性高気圧に覆われ春になることが多い。

福井県も地理的には本州の中央にあるため、晴れの特異日はかなりの確率で一致する。

2014年11月3日
2015年11月3日
2016年11月3日

2017年は最初雨予報だったのに見事に晴れた。そして翌日の11月4日は一日中雨だった。この3年間の天気を見ても2016年、2015年とも11月3日は晴れていた。

ちなみに10月10日もきれいな大空が見えていた・

巻積雲広がる、彩雲、夕焼け雲……

10種雲形 巻積雲

広がる巻積雲、雲の大きさも違う

2017年11月最初の日は朝から夕まで巻積雲が現れた。

巻積雲は青空に白い小石を敷き詰めたような雲。「いわし雲」「うろこ雲」などとも呼ばれる。5000メートルから13000メートルの高い空に現れる氷の粒でできた雲。高い空に現れるから一つ一つの雲が小さく見える。

「いわし雲」「うろこ雲」「さば雲」。一年中見ることが出来る雲だが、いかにも秋らしい名前で、澄んだ青空とマッチして秋にふさわしい雲だ。天気の変わり目に現れやすい雲で天気が変わりやすい秋によく現れる雲であることは確かだ。

巻積雲はいろんな形になったり、気象現象をもたらしてくれる。

小さな巻積雲が密集して強い風にまとまったのが「レンズ雲」。

波のような形を描く波状雲になることもある。

雲が強い太陽の光を受けて赤、黄、緑、青など色づく彩雲も巻積雲から発生することが多い。

夕方太陽が沈んだ後、空に残った雲が赤く色づくのも巻積雲が覆い。

11月1日はレンズ雲や、彩雲が見えた。

山裾にレンズ雲状に広がる雲

11月2日も午後に巻積雲が現れ日没後の雲はあかね色に広がってとてもきれいだった。

赤く色づいた巻積雲=2017年11月2日

彩雲再び、巻積雲に色づく

11月1日朝、巻積雲が広がり、午前9時前通勤中に彩雲が見えた。

 彩雲は雲の縁、端の部分が赤、緑、青など不規則に色づく現象。昔は吉兆とも言われたが、年に数回はみかける現象。雲の粒、小さな水滴で太陽光線が回折し、色が分解されて雲に色がつく。10月17日にも見えた。この2週間前の彩雲は少し雲が赤くなっている部分があるのが写真で確認してわかる程度だったが、11月初日の彩雲ははっきり見えた。

巻積雲を後ろから強烈に照らす太陽の光が半円を描くように色づき、特に雲の端は赤をメインに、黄色、青が重なっていた。

11月1日福井県坂井市で撮影した彩雲

乱層雲広がる、小雨も降り始め

10種雲形 乱層雲

 台風21号が本州に少しずつ近づいている10月21日、空は灰色の雲に覆われた。

乱祖雲が広がった10月21日の空。なんとなくもの悲しい

 朝は明るい高層雲が広がり雲を通して太陽が透けて見えたが、次第に雲が低く、厚い乱層雲になった。

 乱層雲は地上近くから、高くても2000メートルぐらいに広がる低い雲。空一面を覆って青空が見えることはほとんどない。どんよりした暗い空、一見あまり変化がなく、写真を撮っていてもおもしろみがないようにも感じられるが、二重、三重に高さの違う雲が重なり、グレーのアンジュレ-ションが時々面白い。

 この雲が広がると天気は次第に曇りから雨に変わる。最初はしとしとと降り出すので雨付きには歓迎される雲かもしれない。

 21日は夕方まで時々小雨がちらつくが日中は本格的な雨にはならなかった。午後4時過ぎにはもう空は暗く、気温も低くなんとなく寂しさを覚える一日だった。

HP 雲の百科

   10種雲形とは