三国サンセットビーチの夕景

福井県坂井市の三国サンセットビーチは晴れた日は丘や建築物に邪魔されず夕日が見える。さらに天気に恵まれれば日本海の水平線に夕日が沈むシーンも見ることもできる。ただいい天気で期待していっても日没直前に水平線に雲が出てきたり、もやがかかったり完全な海に沈む夕日が見える幸運な日は数回に1回というのが実感だ。

旧ホームページ「夕焼け朝焼け写真館」

サンセットビーチの名にふさわしいか

福井県坂井市三国町の三国サンセットビーチの夕焼け=2017年10月4日

 全国に何カ所かサンセットビーチ

 福井県坂井市三国町に「三国サンセットビーチ」と愛称を付けているる砂浜がある。ネット検索してみると日本で「サンセットビーチ」を名乗っているのは三国のほか沖縄県北谷町の「北谷サンセットビーチ」、広島県尾道市の「瀬戸田サンセットビーチ」がでてくる。三国はもともと三国海水浴場と呼ばれていたが、いつのまにか「サンセットビーチ」が

 サンセットビーチとはなかなか大げさな名前だが地図を見ると納得する。日本では太平洋側が朝日が見え、日本海側では夕日が見えるというイメージが定着している。基本的には正しい。でも日本海側のどこでも夕日が見えるわけでなく、場所によっては朝日が見えるところもある。夕日が見える海岸でもいつでも見えるわけでもない。

 夕日が見える条件、それは西の空に向かって風景が開けていること。サンセットというには海に沈む夕日が見えなければならない。サンセットビーチを名乗る以上は一年中、天気がいい日は夕日が沈む景色が見えることが必要条件だと思う。

 日本列島は基本的に東西に走る経線に対して、3,40度の角度で横たわっているため、日本海側の海岸からは北西に向いていることが多い。夕日は季節によって沈む方向が変わってくるため夕日が見えない時期もある。海が目の前にあっても全く夕日が見えない海岸もある。

 南北に走る海岸線が重要

 三国サンセットビーチは西から進んでくるとこの付近から海岸線の方向が変わり南北に走っている。浜辺に立つと見事に西の空が広がる。左右にも日没の視界を妨げる丘もなく天気さえよければ一年中夕日が見えることになる。

 夕日は夏至のころ最も右側、北西側に沈み、だんだん左に移動し秋分の日はほぼ真西。さらにどんどん南側に映り、冬至の頃は最も南西側に沈む。その後はまた北西側に動いていく。

 10月4日いい天気だったのでサンセットビーチに向かった。秋分の日の後なのでまだほぼ真っ正面に夕日が見える。砂浜には夕日を見ていたり夕日を入れながら自撮りする人たちもいた。夕日の上から韓国か中国から日本国内に行くのか東へ向かう飛行機も見えた。

飛行機が夕日の上を通った。
日本国内に向かう飛行機が海からやってきた

 いつでも海に沈む夕日が見える?

 地図で見ると北谷サンセットビーチもほぼ南北に海岸線が走っている。港になっているので左右から伸びている防波堤が季節によっては海の日没の支障になりそうにも見えるが実際はどうなんだろうか。近くのアラハビーチの方がいつでも完全な日没が見えそうにも思える。

 同じく地図で見ると瀬戸田サンセットビーチは瀬戸内海のしまなみ街道の生口島にある。海岸線は南北に走っているが、前に大きな大三島があるため、海の日没はなかなか見えなさそうなのだが、どうなのか。

 気象は?晴れが多い?

 地形で言うと坂井市の三国サンセットビーチがサンセットの名前からは軍配があがりそうだ。ただ気象の面では三国は晴れる日が沖縄や瀬戸内海より少ないという問題がある。特に冬の北陸の空はなかなかすっきり晴れた日が少ない。もしサンセットビーチコンテストというものがあるならばどこが一番だろうか。

田んぼに映る夕日 17/05/22

 

ゴールデンウイークの始まる前、4月中旬過ぎから福井平野の水田に少しずつ水が注ぎ込まれていく。最初は1枚、2枚とぽつぽつと点在していたのが張られた田んぼがに少し水の面積が増え、5月半ばには黄色く色づいた麦畑を除くと水でいっぱいになる。水田の区画整理も進みいっぺんが数10メートルもの田んぼも現れまるで湖のような風景となる。

田んぼは早々と苗が植えられたところ、水が入れられたばかりでトラクターで下の土を耕しているところ、濁りも収まり水鏡のような穏やかな水面が広がることろ、まだら模様に広がる。稲が伸びて水が抜かれるまで、晴れた日は陽光をきらめかせ、雲を浮かべ、山の稜線を映し、夕方にはオレンジ色の夕日を映し出し、日没後も空の黄昏を受け止める。