二十四節気・清明 七十二候・玄鳥至(つばめ きたる)
二十四節気の「清明」は万物が清浄明潔で明るくなることを表す。晴れた明るい空のイメージがある。2023年は4月4日。
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このところ日本列島は高気圧に覆われ、晴れて暖かい日が続いていた。日ざしも明るくまさに清明という日々だった。北陸も桜も満開を過ぎ散り始めている。好天が続く4月初旬だが、3日は午後から雲が次第に現れ、上空の湿った空気を掴んで飛行機雲が何本も現れた。4日は低気圧が西から近づき全国的に天気は下り坂。北陸では花曇りとなりそうだ。
中国や琉球では清明節に先祖の墓参りをしたり、野原に遊ぶ風習もあるそうだ。
七十二候では第十三候「玄鳥至」。ツバメが姿を見せる頃だ。桜が散り始めた頃ツバメがやってくる。
清明にやってきたツバメは七十二候では9月の「白露」の「玄鳥去」で帰って行く。
【歳時記】春の季語
上海を出て清明の野に遊ぶ 三宅清三郎
挿し木して清明の日の風呂焚けり 皆川白蛇
清明やざわつく立ち飲み珈琲店 能城檀
鳥ゐるや清明節のつちくれに 吉岡禅寺洞
次の二十四節気は「穀雨」・4月20日
次の七十二候は「鴻雁北」・4月10日
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