二十四節気・啓蟄
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記録的な暖冬となった2020年。「啓蟄」も暖かく虫がでてくるかと思ったら北陸地方は戻り寒波で冷え込み、山沿いでは雪が降ってきた。
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二十四節気の一つ啓蟄は雨水と春分の間の季節の言葉。冬ごもりをしていた虫が気候が暖かくなり外に出てくる時期という意味がある。2020年冬は全国的平年より平均気温が高く今後も暖かいまま夏は猛暑が心配されている。
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2020年の啓蟄は3月5日。さらに暖かくなるかと思ったら日本海側で低気圧が発達し、冬型の気圧配置となった。北陸地方では朝から強い北風が吹き、時々冷たい雨が降った。晴れ間が出ても雲は荒々しく冬の表情に戻った。
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まだ虫が少ないが、北陸では3月になって熊の目撃情報が相次いでいる。暖冬で冬眠から早めに覚めた熊が出てきている。
今冬は暖冬で過ごしよかったのか白鳥の群れがまだ福井平野にいる。啓蟄の3月5日夕は時々雪がちらつき寒そうだったが、水の中で身を縮めているようだった。
【歳時記】春の季語だ
啓蟄や日はふりそそぐ天の如く 高浜虚子
啓蟄の虻はや花粉まみれかな 星野立子
啓蟄や生きとし生きるものに影 斎藤空華
啓蟄の都道区道を掘り返す 池田啓三
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